京都の宿泊業界|ホテル・民泊はどれだけ増え、外国人観光客はどこまで戻った?

京都では、インバウンド需要が急速に回復し、ホテルやゲストハウス、民泊などの宿泊施設も増えています。
では、2026年現在、京都の宿泊市場は実際にどのくらいの規模になっているのでしょうか。
今回は、京都市が公表している最新データから見てみます。
目次
2026年、京都には宿泊施設が何施設ある?
民泊はどれくらい増えた?
外国人宿泊客は何人いる?
宿泊需要と施設数、どちらが増えている?
これからの京都の宿泊業界はどうなる?
1.2026年、京都には宿泊施設が何施設ある?
2026年7月末時点で、京都市内の旅館業施設は、
旅館・ホテル:642施設
簡易宿所:3,226施設
合計:3,868施設
となっています。
さらに、住宅宿泊事業法による届出住宅、いわゆる「民泊」は1,346件。
単純に合計すると、京都市内には5,214施設・住宅が宿泊事業として存在することになります。(京都市 民泊ポータル)
2.特に増えたのが「簡易宿所」
京都の宿泊施設の変化を見るうえで、注目したいのが簡易宿所です。
2016年には1,493施設だった簡易宿所が、2026年7月には3,226施設まで増えています。
約10年間で、2倍以上です。
一方、旅館・ホテルは2016年の550施設から2026年7月の642施設へ。
つまり京都では、大型ホテルだけでなく、ゲストハウスなどの比較的小規模な宿泊施設が大きく増えてきたことが分かります。(京都市 民泊ポータル)
3.外国人宿泊客も急増
宿泊施設が増えた一方、宿泊需要も大きく伸びています。
京都市の最新の年間確定値である2025年の外国人宿泊客数は、約809万人。
2024年の約709万人から、わずか1年間で約100万人増えています。
コロナ禍には外国人宿泊客が大幅に減少しましたが、現在は京都の宿泊市場を支える重要な存在になっています。(京都市)
なお、2026年の年間データはまだ確定していないため、現時点では2025年の数字が最新の年間実績となります。
4.「観光客が増えた=宿泊施設を増やせばいい」ではない
京都では、
外国人宿泊客が増えている
一方で、
宿泊施設も大幅に増えている
という状況です。
つまり、京都の宿泊市場は「需要が増えている市場」であると同時に、「競争も激しくなっている市場」なのです。
特に簡易宿所は2016年の1,493施設から2026年には3,226施設。
これだけ競合施設が増えれば、単純に部屋を用意するだけでは選ばれにくくなります。
5.これからの京都の宿泊施設に必要なもの
今後、宿泊施設が選ばれるためには、
清掃品質
口コミ・評価
外国人への対応
客室の快適性
チェックインのスムーズさ
写真と実際の部屋のギャップをなくす
騒音・ごみなど近隣トラブルへの対策
リピーターにつながるサービス
など、「宿泊者が実際に感じる品質」がより重要になります。
さらに京都市では、民泊が周辺の生活環境に与える影響について調査を行うなど、宿泊施設と地域住民との共存についても検討が進められています。(京都市 民泊ポータル)
京都の観光需要は非常に大きくなっています。
しかし、それ以上に宿泊施設も増えています。
これからの京都のホテル・民泊経営では、
「部屋を増やす」から「選ばれる部屋をつくる」へ。
この視点が、これまで以上に重要になってきます!



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