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新宿で民泊規制がさらに強化へ。京都の民泊事業者も他人事ではない?

執筆者の写真: HOUKI TO CHIRITORI
HOUKI TO CHIRITORI
9月9日
読了時間: 4分

「民泊の規制が、さらに厳しくなるらしい」


そんなニュースを目にした方もいるのではないでしょうか。


実際、2026年9月、東京都新宿区は、住宅宿泊事業(いわゆる民泊)や旅館業について、規制をさらに強化する方針を発表しました。


これは京都で民泊を運営している方、これから民泊を始めようとしている方にとっても、決して他人事ではありません。


目次

  1. 新宿区で何が変わるのか?

  2. なぜ規制が強化されるのか?

  3. 京都市もすでに独自の厳しいルールがある

  4. 京都の民泊事業者が注意すべきこと

  5. これからの民泊は「管理」が重要になる


1.新宿区で何が変わるのか?


今回、新宿区が示した主な内容はかなり具体的です。


住宅宿泊事業(民泊)


  • 住居系用途地域では、原則として新規の民泊を禁止

  • 商業系用途地域でも、年間営業日数を120日までに制限

  • これらの規制は、施行後2年間の経過措置を設けたうえで既存施設にも適用


現在の住宅宿泊事業法では、原則として年間180日まで営業できます。


しかし、新宿区では地域の実情に合わせて、さらに営業日数を制限する方向です。


つまり、

「法律上180日営業できるから、180日営業できる物件を買おう」


という考え方だけでは、今後は通用しにくくなる可能性があります。


さらに旅館業についても、

  • 小規模施設の新設を禁止

  • フロントの設置

  • 従業員の常駐

  • 対面でのチェックイン


などを求める方針が示されています。


2.なぜここまで規制が強化されるのか?


背景にあるのが、地域住民とのトラブルです。


新宿区には、

「宿泊者がごみ出しのルールを守らない」

「夜中に宿泊者が騒いでいる」

といった相談が寄せられているとされています。


つまり、今回の規制強化は単純に「民泊を減らしたい」という話ではなく、


宿泊施設と地域住民が共存できる環境をつくる


ことが大きな目的です。


3.では、京都はどうなのか?


実は京都市も、すでに全国一律の住宅宿泊事業法だけではなく、京都市独自の条例・規則・要綱・ガイドラインを設けています。


京都市は、民泊について「市民と宿泊客の安全安心」「周辺の生活環境との調和」を重視しており、届出後の現地調査や指導も行っています。


さらに、京都市では住宅宿泊事業者に対して、2か月ごとの定期報告も求めています。


宿泊日数が0日だった場合でも報告が必要で、宿泊者数や延べ宿泊者数、国籍別の宿泊者数、周辺住民からの苦情などを報告する仕組みになっています。


また、京都市では違法な宿泊施設に対する行政処分・公表も行われています。


4.京都の民泊事業者が今から注意すべきこと


今後、京都で民泊を始める、または既存物件を民泊として活用する場合、

「宿泊できる物件か?」だけでは不十分です。


最低でも、

  • 用途地域

  • 京都市の条例・独自ルール

  • 住宅としての要件

  • マンション管理規約

  • 消防設備

  • ごみ処理

  • 騒音対策

  • 緊急時の連絡体制

  • 清掃・衛生管理

  • 定期報告


などを事前に確認する必要があります。


特に重要なのが、物件を購入・賃借する前に確認することです。


「購入してから民泊ができないと分かった」


ということになれば、大きな損失につながります。


5.これからの民泊は「管理」が重要になる


京都市では2026年4月にも、民泊の騒音やごみ出しなどのトラブルを背景に、規制強化について検討する会議が開催されています。


さらに京都市は、今後の民泊について、立地規制や営業規制なども含めて幅広く検討するとしています。


新宿で起きていることは、京都でも今後起こる可能性があります。


これからの民泊は、

「部屋を貸して、宿泊者を入れる」

だけではなく、

「清掃・ごみ・騒音・安全・近隣対応まできちんと管理する」

ことが、より重要になっていくでしょう。


民泊を始めるなら、目先の宿泊売上だけを見るのではなく、


「この物件で、将来的にも適法かつ安定して運営できるのか?」


という視点で物件と事業計画を考えることが重要です。

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